40代におすすめの転職エージェント19選

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儒教を創始し「論語」を書いたかの孔子に言わせると、40歳は人生の指針が定まり迷いがなくなる「不惑の年」なのだそう。

しかし、「人生100年時代」に突入した今となっては、40代になって自分の現状や将来に迷いや不安を覚え、転職という道を選んだとしても決して不思議でも何でもありません。

今回は、惑える40代の転職希望者にフォーカスを当て、迷いや不安を払しょくし新たな道へのスタートを力強くサポートしてくれる、おすすめの転職エージェントを厳選して紹介いたします。

  1. タイプ別!40代におすすめの転職エージェント19選
    1. 職種・業種問わず40代におすすめしたい転職エージェント7選
      1. 選択肢はいくつになっても多いほうがありがたい!「リクルートエージェント」
      2. 女性でも安心して頼れるきめ細やかで丁寧なサポート力が自慢「パソナキャリア」
      3. 若手だけではなく何かと忙しい40代にもおすすめ!「マイナビエージェント」
      4. 新語・流行語大賞にもノミネートされた転職業界の風雲児「doda」
      5. 濃密かつ丁寧なフォローで企業とユーザーとの縁を大切に「エンエージェント」
      6. 一気通貫型スタイルでまっちぐ率の高い転職先をあっせん「Spring転職エージェント」
      7. 実は世界最大の人材サービス企業の一員「ランスタッド」
    2. さらなるキャリアアップが目的の40代におすすめしたい転職エージェント5選
      1. グローバルな分野に羽ばたきたい方にうってつけ!「JACリクルートメント」
      2. アマゾンやHPなど人気外資系企業への転職も夢じゃない!「エン・ワールドジャパン」
      3. ハイクラス特化型転職エージェントの先駆け的存在「クライス&カンパニー」
      4. ここに選ばれることが成功への近道になる?「ビズリーチ」
      5. やっぱりハイクラス転職でも最大手は外せない!「リクルートダイレクトスカウト」
    3. キャリア・スキルを活かしたい40代におすすめの転職エージェント7選
      1. シニア求人案件専門の姉妹エージェントも開設!OKジョブ
      2. おのずと高収入・高待遇を目指すことができる「MS-Japan」
      3. 士業・会計系免許取得者の転職ならココ!「ジャスネットキャリア」
      4. 企業利益に直結する業種特化だから収入UPも狙いやすい「コトラ」
      5. 服飾業界では転職するにも流行の先取りが大事!「ファッショーネ」
      6. クリエイティブな視点に立った転職支援が持ち味「レバテックキャリア」
      7. 今活かせる才能・スキルを見出してくれる!「ギークリー」
  2. 40代の転職で意識しておくべき3つのポイント
    1. ポイント1「まずはこれまでの経験・スキルを活かす転職を心掛ける」
    2. ポイント2「ただし経験と知識にこだわりすぎてはいけない」
    3. ポイント3「選択肢を増やすため複数の転職エージェントを利用する」
  3. 40代だからこそ転職エージェントをフル活用すべき!その理由とは
    1. 面接日時の調整や書類準備など細かい実務をサポートしてくれる
    2. キャリアアドバイザーが凝り固まった考え方や価値観を解きほぐしてくれる
    3. 書類や短い時間の面接だけでは伝わらない魅力をうまく相手側に伝えてくれる
  4. 40代の方が転職エージェントを利用する際の注意点
      1. 相性の合わないキャリアアドバイザーに出会う可能性がある
      2. 複数のエージェントに登録しても、同じ会社にはダブって応募しない
      3. 40代の求人にはキャリア・スキルを限定したものもある
  5. 40代向けの転職エージェントに関するよくある質問
    1. 質問です。40代になる現在まで、よりよい待遇とやりがいのある仕事を求めて何度も転職してきましたが、今後の転職活動に悪影響はあるのでしょうか?
    2. 質問です。40代になって初めての転職なので、恥ずかしながら次の職場でうまくやっていけるか少し心配です。

タイプ別!40代におすすめの転職エージェント19選

今の自分の立場や仕事に惑いを覚え、迷い悩んでも一向にかまわないとはいえ、40代ともなれば責任ある立場でやりがいのある仕事をしたいと思うはずですし、それなりの収入も必要なはずです。

そんな40代の再出発をサポートしてくれる転職エージェントにはタイプ・種類があり、首尾よく転職をするためには、職種や業種問わず幅広い転職先を紹介してくれる「総合型」と、キャリアアップに役立つ「ハイクラス型」、そして経験を最大限に生かせる「特化型」を現在の状況と希望に応じて使い分けたり、併用していく必要があります。

職種・業種問わず40代におすすめしたい転職エージェント7選

まずは、立場や年齢、キャリアやスキルにこだわらず、新しい分野や未経験職種にチャレンジしようと考えている、40代の転職希望者に特におすすめしたい、総合型転職エージェントを7つ紹介いたしましょう。

エージェント名リクルートエージェントパソナキャリアマイナビエージェントdodaエンエージェントSpring転職エージェントランスタッド
求人数の多さ非常に多い多い非常に多い多い普通多い普通
サポート・アテンド力高いがばらつきがみられる・紹介数は多い。きめ細やかで柔和なため女性でも安心。高いがばらつきがみられる・紹介数は多い。転職ビジネスを国内に広めたサポート力・アテンド力の高さはさすが。アテンドして就職が決まれば終了ではなく、1人1人を丁寧かつ濃密にサポートしてくれる。法人営業とユーザー対応が一体型であるため、企業・ユーザー間でミスマッチが起こりにくい。手厚いが、外資系企業ゆえかやや事務的で冷たいという声も聞かれる。
総合力(100点満点)89点85点87点88点86点87点83点

選択肢はいくつになっても多いほうがありがたい!「リクルートエージェント」

リクルートエージェント

今回は、社会の酸いも甘いもそれなりに味わってきて、いろいろな経験も重ねてきたであろう40代の転職におすすめの転職エージェントを紹介していますが、いくつになっても新しいことにチャレンジ(=転職)することは不安なものですから、選択肢(=求人数)は多ければ多いほど良いに決まっています。

その点、トップバッターとして紹介するこのリクルートエージェントは、公開・非公開共にその求人数たるや業界内でも圧倒的な多さで、IT系や製造・エンジニア系はもちろん、事務・営業職から肉体労働系や介護・医療・教育分野まで、ありとあらゆる職種の網羅はもちろんのこと、幅広い「職位・職責」をカバーしています。

運営会社名株式会社リクルート
求人の多さ・得意ジャンル非常に多い・オールジャンル
求人企業のエリア全国
サポート体制コンサルタント数は豊富で平均的な能力も高い。ただし、ややその質にばらつきがみられるとの意見もある。
求人数公開求人数:153,041件
非公開求人数:204,609件(共に2021年12月現在)
打合せ・面接拠点所在地東京本社・ 北海道支社・ 東北支社・ 西東京支社・ 横浜支社・ 宇都宮支社・ さいたま支社・ 千葉支社・神戸支社・ 名古屋支社・静岡支社・京都支社・ 大阪支社・中四国支社岡山オフィス|・中四国支社広島オフィス・ 福岡支社 その他、各地に転職shopあり。
持ち味公開・非公開共に求人数の多さと業種・職種の網羅性は業界随一。

このうち、40代からの転職で案外重要になってくるのが、「職場における仕事上の地位」や「職務上の責任(求められていること)」を示す「職位・職責」で、求人数が少なく職種の網羅性に乏しい転職エージェントを利用した場合、高い「職位・職責」を与えられない「中途採用者・求職者」としてひとくくりにされてしまう可能性があります。

一方、このリクルートエージェントの場合は、若手や経験の浅い求職者向けの求人に加え、経験とスキルに富んだ40代にうってつけである、高い「職位・職責」を約束した企業の求人も多数含まれているため、40代の転職希望者も、きっと希望に近い条件の転職先が見つかるはずです。

また、リクルートエージェントを運営している株式会社リクルートは、言わずと知れたBtoCマッチングビジネスのトップランナーですから、所属しているキャリアアドバイザーも、40代の転職希望者それぞれのスキル・キャリアに見合った求人案件を、適切かつ数多くアテンドしてくれます。

リクルートエージェントのように、求人数が多く職種の網羅性も高い「総合型転職エージェント」は、どちらかというと「20・30代の若い世代の転職希望者向けだ」と思い込んでいる方も多いかもしれませんが、経験豊富な40代の転職希望者にとっても大変役立つ転職エージェントであると考えています。

女性でも安心して頼れるきめ細やかで丁寧なサポート力が自慢「パソナキャリア」

パソナキャリア

次の紹介する「パソナキャリア」を運営している株式会社パソナは、兵庫県淡路島に本拠を構えている人材派遣業を中心とした人材関連会社ですが、近年は同地区にテーマパークやレストランを展開するなど、幅広いビジネスを手掛けています。

また、同社は人材業界において、リクルートHD・パーソルHDに次ぐ国内シェア第3位につけているパ品グループの完全子会社であり、介護・看護・保育・医療など女性が多く活躍する分野で強みを持っている背景から、「サポートがきめ細やかで丁寧だ。」という評判が多数寄せられているようです。

運営会社名株式会社パソナ
求人の多さ・得意ジャンル多い・総合型だがどちらかというとハイクラス転職重視
求人企業のエリア全国
サポート体制サポート体制の充実度に定評があり、オリコンが毎年行っている顧客満足度調査 「転職エージェント部門」において、 4年連続第1位(2019年〜2022年)を獲得している。
求人数求人件数45,000件以上、取引実績企業28,000社以上(2022年10月・公式HPより)
打合せ・面接拠点所在地東京(本部)・東京(新丸の内ビルディング)・名古屋・大阪・横浜・広島・福岡・札幌・那覇など全国47都道府県に面接・打ち合わせ拠点を設置。
持ち味登録者にしか紹介することがない「非公開求人」の中に、非常に条件の良い高案件が多数そろっている。(会員を大切にしている。)

そんな株式会社パソナが、今よりもっと待遇の良いやりがい・働き甲斐のある職場を求める40代などのミドル・ハイクラス転職希望者向けに展開しているのがこのパソナキャリアという転職エージェントでであり、同サービスを利用し転職した方の年収UP率は、実に「67,1%(2021年6月時点・同社調べによる)」に達しています。

最大手に比べると、やや求人数の少ないと感じる方もいるかもしれませんが、人材派遣会社として培ってきたノウハウと企業との強いコネクションを生かしているため、転職成立率に関してはかなり高いようで、これまで転職を支援してきた実績数はすでに46万人を超えています。

また、最大手の転職エージェントでも面接・打ち合わせ拠点が存在しない都道府県もあり、ユーザーに移動時間や負担をかけているケースもあるようですが、人材派遣業者としての拠点を有効活用しているパソナキャリアは、転職エージェントとしては唯一、47都道府県すべてに拠点を有しています。

若手だけではなく何かと忙しい40代にもおすすめ!「マイナビエージェント」

マイナビエージェント

40代ともなれば、現在の職場においてもそれなりに忙しく、責任の重い仕事を任されているケースがありますし、仮に何らかの事情で「無職」の状態であるなら、できる限り早くスムーズに就職を決めたいと考えている方も多いはずです。

そんな「転職はしたいけど余計な時間や手間をかけている暇はない。」という40代の転職希望者におすすめしたいのが、ネット上で「転職の提案が適切で無駄が少ない。」と評判になっている、株式会社マイナビの「マイナビエージェント」です。

運営会社名株式会社マイナビ
求人の多さ・得意ジャンル多い・オールジャンル
求人企業のエリア全国(やや都市型)
サポート体制転職に伴う新規職場への就職活動はもちろん、現在の職場を円満・円滑な退職までトータル的にサポート。
求人数求人総数79417件(うち非公開求人38436件)2022年9月27日現在
打合せ・面接拠点所在地北海道(札幌)、宮城(仙台)、東京(京橋、新宿)、神奈川、京都、大阪、兵庫、愛知(名古屋)、福岡(博多)
持ち味若い世代に強いと言われているが、40代のミドルクラスキャリアを求める中小企業からの求人も充実している。

このマイナビエージェントは、常時8万件近くと非常に豊富な求人数を保有しており、幅広い業種・職種をカバーしているため、まだ自身のキャリアマップが固まっていない「若手向き」の転職エージェントとして紹介されることも多くなっています。

しかし、保有求人難県の約半分を占めている「非公開求人」の中には、高い「職位・職域」を提示している企業も多数含まれているため、このマイナビエージェントも最大手であるリクルートエージェントと同様の理由で、40代の転職希望者が登録すべき転職エージェントの1つに挙げられると考えています。

また、転職エージェントにとって、登録者だけに詳細を知らせ紹介する「非公開求人」は、その運営・売り上げを左右するといっても過言ではない、各転職エージェントの「虎の子」のような存在ですから、他社との差別化を図るため、どこも条件の良い「独占求人案件」を大事に隠し持っています。

この「独占求人案件」は、当然その転職エージェントに登録しないと、紹介されることは絶対にありませんし、マイナビエージェントのようなアテンド型転職エージェントの場合、晴れて転職が決まっても利用者に料金が請求されることはありません。

40代になってからの転職だからと言って、若い時よりチャンスがないというわけでは決してありませんが、選択肢が多いに越したことはないので、こちらのように非公開求人が多い転職エージェントには、あれこれ深く考えずひとまず登録だけはしておいたほうがいいと考えています。

新語・流行語大賞にもノミネートされた転職業界の風雲児「doda」

doda

終身雇用や生涯一企業の概念が揺らぎ、「転職」するということに抵抗感がなくなり始めていた1989年、転職情報誌として登場した「DODA」は、創刊当初からテレビCMを流すなど積極的なコマーシャル戦略で「転職する」ことを「デューダする」と表現されるまでの知名度を上げました。

そんなDODAも、求職者自身が転職先を探すことができる転職先検索サービスや、アドバイザーは求職者の希望や条件に合った転職先をアテンドする転職エージェントサービス、企業側の要望を満たす人材をスカウティングするスカウトサービスへと、ネット社会に適応しながら形を変えてきました。

運営会社名パーソルテンプスタッフ株式会社
求人の多さ・得意ジャンル多い・総合型だが40代を求めている営業職や管理業務者の求人に強い。
求人企業のエリア全国
サポート体制手厚い。キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当者の「2人体制」でサポートを行っている。
求人数194910件(非公開求人を含む。2022年9月現在)
打合せ・面接拠点所在地札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・岡山・広島・福岡
持ち味転職の代名詞ともなった存在。登録者に有利な就職活動環境を提供するため、公開求人数の倍近い非公開求人数を保有している。

そのうち40代に方におすすめになるのは、非公開求人案件にもアタックできる転職エージェント、及びスカウティングサービスで、このうち前者に関しては約10万件の求人から、知識と経験豊富なキャリアアドバイザーが登録者の希望・条件・スキルとキャリアすべてにマッチした案件を紹介してくれます。

また、dodaの転職エージェントサービスでは、職務経歴書や履歴書の添削、模擬面接や面接の答え方のアドバイスなどを、キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当者の「2人体制」でサポートしてくれるため、企業ともマッチングの高さとともに、高い転職成功率も期待できます。

一方、現在の仕事などが忙しく、自分で転職活動を進めていく時間があまりとれない、という方にはスカウトサービスへの登録もおすすめ。

dodaのスカウトサービスに登録すれば、作成が面倒で時間を要することもある書類選考がなく、必ず面接を受けられる「面接確約オファー」や、決め打ちのため内定率も高い「プレミアムオファー」、サイトでは公開されない「非公開求人オファー」などを隙間時間でチェックすることも可能です。

濃密かつ丁寧なフォローで企業とユーザーとの縁を大切に「エンエージェント」

エンエージェント

転職を目指すとなると、現在何かしらの仕事についている場合は円満かつスムーズに現在の職場を退職するめどをつけたうえで、履歴書や職務経歴書などといった応募書類の作成や面接のプランニングなどなど、採用試験に向けた準備を並行して行う必要があります。

しかも、一度の採用試験でうまく転職先がきまれば御の字ですが、2回目・3回目とチャレンジを繰り返すこともありますから、そのたびに位置からとは言わなくとも、採用試験に向けた準備をやり直すのは大変ですし、意欲がそがれて転職をあきらめてしまう…、なんてことも十分あり得ます。

運営会社名エン・ジャパン株式会社
求人の多さ・得意ジャンル普通・オールジャンル
求人企業のエリア全国
サポート体制転職後3年間で計10回ものアフターフォローを企業・転職者の双方に実施することを公表している。
求人数公開求人数約1200件、非公開求人数約15000件
打合せ・面接拠点所在地東京オフィス:東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー35F
名古屋第2オフィス:愛知県名古屋市中区錦3-16-27 栄パークサイドプレイス10F
大阪オフィス:大阪府大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル9F
福岡第2オフィス:福岡県福岡市博多区博多駅東2-2-2 博多東ハニービル3F
持ち味求職者や企業との「縁(エン)」を大切にするため、手厚いサポートとアフターフォローを実施している。どちらというと、数より質はで就職率・転職率の高さで勝負するタイプ。

そんな厳しい転職活動を始めるにあたって、「下手な鉄砲も数打てば当たる」のように、たくさんの求人案件を保有していて次から次へと紹介してくれる転職エージェントもいいですが、キャリアアドバイザーが登録者の条件や希望に合わせ、マッチング率の高い案件を紹介してほしい…、トいう方も多いはずです。

このようなケースでおすすめ担うのがこの「エン・エージェント」で、現時点の公式発表で約1200件程度と、公開求人に関しては大手転職エージェントと比べかなり少ないものの、登録者にしか詳細をすらせずアテンドすることもない「非公開案件」に関しては、大手並みの15,000件を保有しています。

非公開求人案件とは、極端に言い換えてしまうと「誰彼構わず企業名や募集要綱を公開せず、企業側の希望する人材像を知っている転職エージェント側が、ある程度絞り込んだ人材を紹介してくれ。」と言っているようなもの。

つまりこのエンエージェントは、サービスの知名度を上げる宣伝効果を見込めるが、不特定多数が応募してきて希望者が企業側の想定の範疇を超え多く集まる可能性もある非公開求人ではなく、必然的に応募者が絞り込まれ競争率が低くなりやすい、非公開求人の獲得と紹介に力を入れているわけです。

また、非公開求人案件のなかには、マネジメント経験や管理経験を持つ、幹部候補者を求める案件も多数含まれているため、そういった高い「職位・職責」を望む40代の転職希望者には、うってつけの転職エージェントであるともいえるでしょう。

一気通貫型スタイルでまっちぐ率の高い転職先をあっせん「Spring転職エージェント」

Spring転職エージェント

続いて紹介するのは、スイスに本部を置く世界的総合人材サービス企業グループであり、その売上総額はなんと売上高は日本円で3兆円超えるともいわれる、アデコグループの日本法人・アデコ株式会社が運営している「Spring転職エージェントです。

運営会社名アデコ株式会社
求人の多さ・得意ジャンル多い・オールジャンル
求人企業のエリア全国
サポート体制人材を求める企業側との折衝・営業担当者が転職アドバイザーを兼ねる「一気通貫型」であるため、 応募企業のことをよく知る担当者が、手厚くタイムリーなサポートをしてくれる。
求人数約18000件
打合せ・面接拠点所在地首都圏:東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX(南ウイング) 8F
関西:大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 14F
東海:愛知県名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパークビジネスセンタービル19F
その他、札幌・仙台・つくば・岡山・広島・福岡に面接拠点有。
持ち味業界職種を限定せず豊富な求人数を持つ総合型と、専門性の高い特化型のメリットを併せ持つ「エグゼクティブ部門」を持っている。

常時2万件近くの求人を保有している中堅転職エージェントの一角であり、リクルートエージェントに代表される大手総合型転職エージェントと同じタイプで、ともすると「最大手転職エージェントの劣化版」のようにとらえられがちですが、実はシステムが全く最大手と異なります。

というのも、大手総合型転職エージェントの多くが、数多くの求人を確保しあらゆる職種をカバーするため企業側へアプローチする営業担当者と、求職者をサポートするアドバイザーが分かれている「分業制」を敷いているのに対し、こちらはその双方を1人の担当者が兼ねている「一気通貫型」。

転職希望者に求人案件を紹介し、その転職活動を後押しするキャリアアドバイザーが、紹介先企業の内部事情や求めている人材像、業界の最新事情などにも精通しているためミスマッチが起こりにくく、転職決定者・企業側の双方から「こんなはずじゃなかった…。」という後悔の声が少ないのが特徴です。

40代ともなれば、「何だか思っていた職場と違う。」という理由だけでまた退職・転職をするのは合理的であるとは言えませんし、将来のキャリアマップ的にも有利になると思えませんから、小濃ような一気通貫タイプの転職エージェントは、心強い存在になると言えるのではないでしょうか。

実は世界最大の人材サービス企業の一員「ランスタッド」

ランスタッド

このブロックの最後に紹介するのは、派遣スタッフの経験があったり、職場に派遣スタッフが在籍していたという方なら知らない方は少ないであろう、世界的人材サービス企業グループ・ランスタッドが運営している転職エージェントサービスです。

運営会社名ランスタッド株式会社
求人の多さ・得意ジャンル普通・オールジャンル(ハイクラス案件が豊富)
求人企業のエリア全国
サポート体制ハイクラス案件を取り扱いケースが多いだけあってかなり手厚い。
求人数6,370件(2022年6月現在)
打合せ・面接拠点所在地国内 90拠点 (北海道3拠点、東北3拠点、関東33拠点、中部7拠点、近畿6拠点、中国・四国4拠点、九州・沖縄5拠点)
持ち味業界的にはIT・企画営業などホワイトカラー業種に精通している、ベテランで経験と知識が豊富なアドバイザーが多い。

本業と言える人材派遣ビジネスでの知名度・認識度が高いですが、人材派遣ビジネスで培った人材ン応力把握・管理の力の高さやノウハウ、関連企業との太いパイプを生かして幅広い業種から多くの求人案件を獲得し、登録者に有利な条件で転職をアテンド・サポートしています。

また、海外企業グループということもあり、人材サービス企業として世界第1位を誇っている、総売り上げの87%近くが欧米エリアに集中しているという背景から、ITや技術エンジニアなどのグローバルな職種や外資系企業、海外に拠点を広げる日系企業への転職に強いと評判。

ですが、事務や介護・看護、倉庫軽作業や製造業、中短期の販売・営業スタッフなどなど、およそ派遣スタッフが現在活躍している職場・職種であれば、強力かつ濃密なコネクションを持っているため、転職エージェントとして保有している求人数も職種・業種の幅も豊富で幅広いものがあります。

特に、エージェントサービスとしては、IT・エンジニア・外資系商社で人材を管理する立場である管理職や幹部職への転職に実績を残しているようなので、これらの業種・職域へ転職を望んでいる方は、是非チェックしておきましょう。

さらなるキャリアアップが目的の40代におすすめしたい転職エージェント5選

次に、「もっともっと高い地位で責任ある仕事をしたい!」「もっと良い待遇や収入を得たい!」など、キャリアアップを目指している方におすすめしたい、「スカウト型」とも呼ばれるハイクラス型転職エージェントを上げてみましょう。

エージェント名JACリクルートメントエン・ワールドジャパンクライス&カンパニービズリーチリクルートダイレクトスカウト
求人数の多さ多い外資系を中心に多い多いスカウト特化であるため詳細不明スカウト特化であるため詳細不明
サポート・アテンド力年収UPや待遇UPに定評がある。丁寧だがやや態度が冷たいとの指摘もある。1人1人のキャリアプランやスキルに適し職種はもちろん、「職位・職責」を約束した企業へのあっせんをモットーにしている。登録に審査がある部、いったん登録されるとかなり精度の高いアテンドとサポートを期待できる。非常にい手厚く丁寧だが、ややスカウトマンの質にばらつきがみられる。
総合力(100点満点)88点85点87点89点86点

グローバルな分野に羽ばたきたい方にうってつけ!「JACリクルートメント」

JACリクルートメント

kyリアアップを目指すミドル世代におすすめの転職エージェントとして最初に紹介するのは、人材紹介会社・株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営する「JACリクルートメント」です。

運営会社名株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
得意ジャンルホワイトカラー(事務系職種)の管理職・幹部職など
求人企業のエリア全国
サポート体制「年収を上げたいなら、JACのアドバイザーとともに歩め。」と言われるほど、サポート・フォロー体制の高さに定評がある。
求人数約15,000件
打合せ・面接拠点所在地本社:東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14階
 北関東支店・横浜支店・名古屋支店・静岡支店・大阪支店・京都支店・神戸支店
・中国支店・福岡支店
持ち味年収500万円以上のミドル層向けの転職エージェントで、外国語が得意な方には特にお勧め。

1988年に国際的人材サービス企業・JAC Groupの日本法人として創設された同社は、日本に進出した外資系企業への人材紹介や、タイ・中華人民共和国・シンガポール・マレーシア・インドネシア・香港・韓国・ベトナムなどに拠点を置く、国内企業の海外赴任要員となりうるグローバル人材の紹介・あっせんに強みを持っています。

また、業種・職種としては、企業の管理部門で企画や管理業務などの事務労働に従事する「ホワイトカラー職種」に特化しており、上場している人材サービス企業の中では、同ジャンルにおいて国内NO,1の売り上げを誇っています。

ホワイトカラー専門で、年収500万円以上のミドル層向け転職エージェントとして知る人ぞ知る存在ですが、これまでホワイトカラー職種に就いていなかった方を門前払いするようなことはなく、「未経験でもポテンシャルがあればOK。」という、いかにも外資系企業らしい求人もあっせんしているようです。

アマゾンやHPなど人気外資系企業への転職も夢じゃない!「エン・ワールドジャパン」

エン・ワールドジャパン

続いて紹介するのは、「ワールド」というワードを冠したそのエージェント名からもわかるとおり、アマゾンやHP、ABBグループ (アセア・ブラウン・ボベリ)など、文字通り世界で活躍する人材の発掘に力を入れている「エン・ワールドジャパン」です。

運営会社名エン・ジャパン株式会社
得意ジャンル外資系及び海外進出に積極的な日系企業
求人企業のエリア全国
サポート体制前出のエンエージェントに比べ、やや担当者の態度が冷たいという声がある。
求人数年収800万円以上の求人数10,000件以上、取引先企業数5,800社以上
打合せ・面接拠点所在地東京本社:〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン 12階 
電話:03-4578-3500
大阪オフィス:〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル 9階 
​電話: 03-4578-3500
持ち味エン・ジャパン株式の子会社ながら、元々の外資系気質が色濃く残っているため、転職希望者に対するアテンド姿勢や対応に関しても、実績重視・経歴重視の傾向にある。

取引している外資系・日系グローバル企業は5800社以上で、取り扱っている業種・職種も建設・製造業、IT・デジタル通信、医療機器・ライフサイエンス、農・畜・水産業、金融・保険と幅広いですが、いずれも高収入・高待遇を約束された、ハイクラス求人ばかりです。

採用対策などのサポートを行うアドバイザーの対応について、その得意ジャンル(ハイクラス・外資系)と外資系企業を発端としているところから、良くも悪くもドライで実力(キャリア・スキル)本位と思われがち。

ですが、国内人材サービス大手で、手厚いサポート体制で定評がある「エン・ジャパン」に買収されたこともあり、案外きめ細やかで人間性にも着目し、1人1人の求職者に見合った案件をアテンドしてくれると評判になっています。

ハイクラス特化型転職エージェントの先駆け的存在「クライス&カンパニー」

クライス&カンパニー

業界・業種問わず、目まぐるしく経済情勢やトレンドが移り変わる今、転職活動もスピード感をもって行うのがセオリーだと言われていますが、キャリアアップや待遇・収入UPを狙っている場合、焦ることなく落ち着いてより良い条件の転職先を探していく「ゆとり」も時には必要です。

運営会社名株式会社クライス&カンパニー
得意ジャンルIT、コンサルティング業界
求人企業のエリア首都圏中心
サポート体制1人1人のキャリアプランやスキルに適し職種はもちろん、「職位・職責」を約束した企業へのあっせんをモットーにしている。
求人数12,592件(2021年9月時点)
拠点所在地東京都港区東新橋2-4-1 サンマリーノ汐留2F
持ち味外部にはなかなか漏れてこない、業界の内部事情を熟知しているため、タイムリーなヘッドハンティングとスカウティングで高い成約率を維持している。

続いて紹介するこの「クライス&カンパニー」は、1993年の創業以来30年近く、エグゼクティブ・シニアクラス層の転職支援を専門に行っている転職エージェントですが、短期的な転職先あっせん事業だけではなく、中長期的に求職者のキャリアを構築していく、キャリアコンサルティング事業にも力を入れています。

そのため、今すぐ転職したいという方はもちろん、今はまだ力を蓄えておき、チャンスが来たらキャリアアップを狙っていきたいという方に対しても、豊富な業界知識と情勢の変化をかぎ取る嗅覚を持つヘッドハンターが、それぞれのベストタイミングでベストと考えられる企業・職場を紹介してくれます。

ここに選ばれることが成功への近道になる?「ビズリーチ」

ビズリーチ

「可能性は誰にでもある!」ときれいごとを言ったとしても、現実的に高収入や高待遇を約束されているハイクラスな転職先は狭き門であることは確か、そんなハイクラス転職先の企業から、「ここに紹介された人材なら即戦力になる!」と徐々に信頼を勝ち取り始めているのがこの「ビズリーチ」です。

運営会社名株式会社ビズリーチ
得意ジャンル経営幹部・管理職・専門職・グローバル人材などの即戦力
求人企業のエリア全国
サポート体制ヘッドハンティング・スカウト特化型であるため、1人1人の転職希望者に対するサポート・フォロー体制はすこぶる手厚い。だが、転職希望者のスペックが高くないと、いつまでたっても求人紹介が来ないという評判も。
求人数
拠点所在地本社:〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-15-1
持ち味ヘッドハント・スカウト特化というスタイル上、プライバシー保護体制が万全なので安心。年収アップを望みやすいほか、自分の市場価値を正確に把握できる。

年収1000万円越えの求人案件が30%を超えるというビズリーチには、紹介先の企業の中心メンバーとして活躍している出身者と、彼らを陰ながらフォローしているアドバイザーの努力の甲斐あって、さらに好条件の求人案件が次々と舞い込んでいるようです。

つまり、「ビズリーチを通して転職活動することが、キャリアアップや年収UPへの近道。」と言える状態になりつつあるわけですが、ビズリーチの会員となり転職先を探すには、実施されている「会員登録審査」を通過する必要があります。

会員登録審査の基準は明らかにされていませんが、一定の年収やマネジメントスキル、管理者としての経験・経歴などが主な基準になっているようなので、自分のキャリアやスキルに自信がある方は、是非登録審査にチャレンジして、ハイクラスな転職を目指してみてはいかがでしょうか。

やっぱりハイクラス転職でも最大手は外せない!「リクルートダイレクトスカウト」

リクルートダイレクトスカウト

人と企業をつなぐBtoCマッチングビジネスにおいては、他に並ぶ者のいないほどの最大手・株式会社リクルートが、キャリアップを目指す求職者を対象にハイクラスな転職に特化して紹介・あっせん事業を行っているのが、このリクルートダイレクトスカウトという転職エージェントです。

運営会社名株式会社リクルート
得意ジャンル全業種・全職域
求人企業のエリア全国
サポート体制非常にい手厚く丁寧だが、ややスカウトマンの質にばらつきがみられる。
求人数
拠点所在地東京都千代田区丸の内一丁目9番2号 グラントウキョウサウスタワー内
持ち味転職決定者の平均年収950万円オーバーのスカウト型ながら、登録審査がなく誰でも無料利用できる。

キャリアップや年収UPを目指すとなると、どうしても専門分野や特殊な技術・知識が必要になると考える方も多いでしょうが、決してそう決まっているわけではなく、ありふれた業種・職種であったとしても、経験を積み細かいスキルを身に着けていけば、必ずキャリアアップや・収入UPの道が開けてくるもの。

そんな、地道に努力してきた方が新しい道にチャレンジすると決心した時、その魅力や可能性を見出して「最後の一押し」してくれるのが、いい意味で広く浅く転職業界の事情に精通している、リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターたちです。

正直、「これ!」といった得意分野や専門ジャンルはありませんが、長年マッチングビジネスのトップランナーとして築き上げてきた、各企業との強いコネクションやアドバイザーたちのサポート力は、キャリアアップを目指すうえで利用しない手はないと考えています。

キャリア・スキルを活かしたい40代におすすめの転職エージェント7選

最後は、今まで積み上げてきた知識や技術、そして社会人としての経験をフル活用したいと考えている40代の転職組におすすめの職種・業種特化型転職エージェントを紹介します。

エージェント名OKジョブMS-Japanジャスネットキャリアコトラファッショーネレバテックキャリアギークリー
特化しているジャンル介護・看護・医療マネジメント業務・士業会計系士業・有資格者特化金融・IT・コンサル・製造業・経営層などアパレル・ファッション業界ITエンジニア・ WebデザイナーなどT・WEB・ゲーム業界
サポート・アテンド力現場のことを熟知した業界経験者が、きめ細かいサポートをしてくれると評判。アドバイザーにマネジメント業務・士業経験者が多いため、業界事情に応じたタイムリーかつ適切な転職へのアドバイスを受けられる。アドバイザーへのキャリア相談満足度が91,4%の高水準に達している。得意とする業界・職種において、責任ある立場や好条件で実務を行ってきた経験者が、キャリアアドバイザーとして多数在籍している。アドバイザーの全員がファッション業界出身者のため心強い。IT特化型らしく、非常に機能的・合理的なサポート体制を構築しているが、その分野やそっけなく冷たいという声も。専門性の高い同業界に精通し、知識も経験も豊富なアドバイザーからサポートを受けられる。
総合力(100点満点)85点88点82点89点85点8⑤点88点

シニア求人案件専門の姉妹エージェントも開設!OKジョブ

OKジョブ

職種・業種特化型転職エージェントの一番手として紹介するのは、完全無料簡単登録をすれば介護・看護など、我々の生活に欠かせないエッシェンシャルワーカーとしての転職先を紹介してくれる、「OKジョブ」です。

運営会社名株式会社 キャリアアップ
得意ジャンル介護職、看護職、理学療法士・作業療法士、看護助手、介護福祉士など
求人企業のエリア全国
サポート体制医療・介護業界に詳しく、経験豊かな担当者が職場見学や、受け入れ先担当者との面談に臨席してくれるので安心。
求人数2082 件(2022年10月現在)
本社所在地〒104-0028 東京都中央区八重洲2-7-16 
明治安田生命八重洲ビル7階
持ち味専門としているのが医療・介護業界という関係上、特に個人情報保護には全力で配慮している。

介護職員や看護師などといったエッセンシャルワーカーの皆さんは、非常に責任の重い激務にもかかわらず、待遇改善や勤務・職場環境の整備が見合っていないと問題視されていますが、OKジョブでは経験条件に即したより良い条件での転職を全力でサポートしてくれます。

また、介護・看護職は同じ空間で同じメンバーが長時間共に仕事を進めることが多いため、人間関係の構築に不安を感じている転職希望者も多いそうですが、OKジョブでは業界やその職場ならではの事情をある程度把握している担当者が、採用担当者や現場責任者との面接や職場見学に付き合ってくれるため、自分らしく安心して働ける職場にきっと出会えるはずです。

おのずと高収入・高待遇を目指すことができる「MS-Japan」

MS-Japan

マッチングビジネスの最大手である株式会社リクルート出身の現社長が、そのノウハウを持ち込み1990年に立ち上げた、マネジメント経験者や会計士・税理士・弁護士など士業資格所有者に特化した人材紹介会社が、この「MS-Japan」です。

運営会社名株式会社MS-Japan
得意ジャンルマネジメント業務・士業
求人企業のエリア全国
サポート体制アドバイザーにマネジメント業務・士業経験者が多いため、業界事情に応じたタイムリーかつ適切な転職へのアドバイスを受けられる。
求人数45000件以上
本社所在地〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム4F
持ち味管理部門・士業関連では業界随一の求人数を誇る。

企業の財政状況や経営の状況を知るマネジメント部門や、業務を遂行していくにあたり守秘義務を伴う士業というジャンルは、いざ人材を求めるとなっても情報の秘匿性が非常に高いため、自力だけで公開されている求人を探しても、希望に沿う転職先が見つからないいことも多くなってきます。

その点、この「MS-Japan」は、創業よりマネジメント・士業に特化し多くの人材を紹介してきた実績を信頼され、同ジャンルの求人案件を45000件以上朋友しており、しかもそのうちの9割が登録者のミニ情報を公開する、「非公開求人」となっています。

そのため、マネジメント経験が豊かだったり、士業資格を持っている方には、条件の良い非公開求人がどんどんアテンドされますが、逆にそれらを持っていない転職者に対しては、優良案件があっせんされないどころか、登録しても転職先を見つけることさえできない可能性があります。

士業・会計系免許取得者の転職ならココ!「ジャスネットキャリア」

ジャスネットキャリア

続いて紹介する「ジャスネットキャリア」もジャンル特化型の転職エージェントですが、こちらは少し特化しているジャンルが極端で、

  • 公認会計士
  • 税理士
  • USCPA(米国公認会計士)
  • 簿記資格保有者(1級~3級)
  • MBA(経営学修士)
  • その他士業

など、会計系の資格所有者専門で転職先をあっせんしています。

運営会社名ジャスネットコミュニケーションズ株式会社
得意ジャンル会計系士業・有資格者特化
求人企業のエリア全国
サポート体制アドバイザーへのキャリア相談満足度が91,4%の高水準に達している。
求人数2000件
拠点所在地東京本社:
関西支社:
名古屋オフィス:
持ち味99%がライバルとなる応募者数が限られてくる「非公開求人」であるため、登録し転職先をあっせんされれば、その転職成立率は非常に高い。

窓口が狭い分、出口も狭いようで、会計系士業の有資格者でありさえすれば、勤務環境や収入など希望条件にマッチする転職先があっせんされる確率も高く、拠点は東京・大阪・名古屋の3か所のみですが、ZOOM を活用したリモート面談にも対応しています。

また、新型コロナ感染拡大による新しい働き方への需要拡大を受け、近年では「在宅勤務可能な経理・会計職、しかもアルバイト・パート・派遣ではなく正社員。」の求人案件獲得と、そのあっせんに力を入れているのも特徴です。

企業利益に直結する業種特化だから収入UPも狙いやすい「コトラ」

コトラ

金融・IT・コンサル・製造業・経営層など、専門性とともに責任も重い職種に特化していながら、12000件を超える求人案件を抱え、対象としている年齢層も幅広い転職エージェントが、この「コトラ」です。

運営会社名株式会社コトラ
求人の多さ・得意ジャンル金融・IT・コンサル・製造業・経営層など
求人企業のエリア全国
サポート体制同社の得意とする業界内において、責任ある立場や好条件で実務を行ってきた経験者が、キャリアアドバイザーとして多数在籍している。
求人数12000件
本社所在地東京都港区赤坂1-7-19 キャピタル赤坂ビル2階
持ち味単なるキャリアアップ転職というより、もともと経験豊富で高い「職位・職責」をこなしている方が、より高みへ登っていくためのサポートをしている転職エージェント。

祖属しているキャリアアドバイザーの中に、企業の中心メンバーとして、実際に力をふるってきた経験者が多いためか、アドバイザー1人1人のビジネススキルや知識のレベルが高く、連絡レスポンスも臂臑によいため、「相談しているだけで得るものがある。」と評判になっています。

ただし、どちらかというと現時点ですでに、ある程度高い地位で仕事をしているミドルキャリア層が、さらに高い地位や収入へ得るために利用する「ステップアップ専門」の転職エージェントでくぁると言えるため、これからキャリアを積み上げていこうと考えている方には、やや不向きかもしれません。

服飾業界では転職するにも流行の先取りが大事!「ファッショーネ」

ついで紹介する「ファッショーネ」は、その名前から想像できるとおり、アパレル・ファッション業界に特化した転職エージェントですが、流行の波が激しく早くやってくる同業界においては、経験者も未経験者もその波にうまく乗ることが、「転職成功」につながる近道になります。

運営会社名レバレジーズ株式会社
得意ジャンルアパレル・ファッション業界専門
求人企業のエリア全国
サポート体制流行や業界事情を反映した、タイムリーかつ適切な転職先のあっせんと親切丁寧な相談対応が評判。
求人数1000件以上
本社所在地東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F
持ち味所属しているアドバイザーが全員アパレル業界出身者。

そんな中、このファッショーネには業界の内情を熟知し、トレンドの移り変わりにもアンテナを張り巡らせているアドバイザーが在籍しており、しかもその全員がアパレル業界出身者なので、未経験者は先輩でもアドバイザーから真に迫った体験談を聞けますし、経験者はアパレル業界ならではの深い相談もできます。

また、名前を聞けばそことすぐにわかる有名ブランドを含め、条件がよく競争率も低い非公開求人を多数抱えていることも、このファッショーネが同業界内で強い信頼を獲得している「証」だと言えるでしょう。

クリエイティブな視点に立った転職支援が持ち味「レバテックキャリア」

レバテックキャリア

続いて紹介する「レバテックキャリア」は、現在勢いがあり急成長中で即戦力となる人材や、管理業務も同時にこなせるキャリア人材を求めている企業も多い、Webエンジニアやインフラエンジニアなどといった、「IT職種」に特化した転職エージェントです。

運営会社名レバテック株式会社
得意ジャンルITエンジニア・ Webデザイナーなど
求人企業のエリア全国プラス海外
サポート体制IT特化型らしく、非常に機能的・合理的なサポート体制を構築している。
求人数11,076件(2021年4月25日時点)
本社所在地〒150 – 6190
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F
持ち味前出したファッショーネを運営している、レバレジーズ株式会社の子会社がリリース。年収600万円の以上の求人が約8割を占めているなど、ハイクラス転職エージェントとしても優秀。

求職者自身が気が付いていなかったり、そこまで強調するものではないと思い込んでいる持ち味やスキルを、同業界の事情と求める人材像を知り尽くしたアドバイザーがヒアリングなどで的確に見出し、企業側へ効果的にアピールしてくれるため、内定後の年収アップ率は60%以上と、高い水準を誇っています。

また、添削サービスや面接対策などのサポートが充実しており、ITエンジニアやWEBデザイナーにとっての経歴・スキル証明と言える「ポートフェリオ」を作成に関しては、相手企業の「好みやニーズ」を踏まえ適切なフィードバックをくれるなど、IT業界特価らしく効率的で合理的なサポート体制を敷いています。

今活かせる才能・スキルを見出してくれる!「ギークリー」

ギークリー

今日使っていた知識・技術・ツールが、明日にはもう時代遅れになっている、なんてことさえあり得るIT・WEB・ゲーム業界に特化し、公開求人と非公開求人あわせて25,000件近くと、業界最大級の求人数を誇っているのがこの「ギークリー」です。

運営会社名株式会社Geekly
得意ジャンルIT・WEB・ゲーム業界
求人企業のエリア全国
サポート体制多岐にわたるIT関連職種ごとの知識に精通した、コンサルタントが在籍しているため、求職者からの専門性が高い質問・相談にも的確に答えてくれる。
求人数25000件
本社所在地〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-11-8 渋谷パークプラザ 4F
持ち味求職者のスキルとキャリア人気合った最適求人案件をアテンドしてくれるため、書類選考等の通過率がすこぶる高い。

移り変わりの早い同業界において、もはや転職は少しも珍しいことではなく、年収や待遇を向上させる1つの手段となりつつありますが、納期や締め切りに追われることも多い、現在のクリエイティブな仕事をこなしながら転職活動を進めていくのは非常に大変です。

その点このギークリーでは、転職の際のスケジュール管理に関しても、担当のコンサルタントがあれこれ的確にサポートしてくれるため、働きながらスムーズな転職が実現、実に88%の方が現職で働きながらの転職に成功し、その多くが年収アップや待遇改善などの成果を上げています。

40代の転職で意識しておくべき3つのポイント

40代の方の転職におすすめの転職エージェントをずらりと一気に紹介したところで、ここからは40代で一念発起し転職に向けて動き出した方が意識しておくべき、3つの重要かつ不可欠なポイントを挙げてみましょう。

ポイント1「まずはこれまでの経験・スキルを活かす転職を心掛ける」

40代と言えば、就職して仕事を続けていた場合は、経験してきた業界の知識に詳しくなり、関連するスキルもある程度身に着けているはずですし、仕事だけではなく毎日の生活で人生経験を積み、いろいろな苦労や苦難を乗り越えたり、達成感や充実感を感じたことだってあるはずです

ですから、転職(あるいは初めての就職)を目指して活動を始めるにあたり、やはり今まで積み重ねてきた経験やスキルを活かす方向で転職先を探したほうが、全く知らない世界に飛び込んでいくより効率的で、安定した収入や年収UPを狙いやすいと考えています。

全く同じ職種を選ぶ必要はありませんし、そうすると選択肢がどうしても狭まってしまいますから、例えば調理師やその補助をしていた際、調理器具の使いにくさに気が付き問題点を見出していたから、調理器具を製造・商品企画をする会社に転職を目指すなんて具合に、視野を広げて転職先を思案すべきです。

とはいえ、自分の力だけで自分の可能性や、新しくやりたいと思える仕事を見つけるのは大変ですから、そんな時こそ転職エージェントを活用し、就職に関する経験豊かで知識豊富なキャリアアドバイザーと出会い、じっくり方向性を話し合うべきです。

ポイント2「ただし経験と知識にこだわりすぎてはいけない」

仕事人としてのスキル、つまり何かを生み出す能力と技術に関しては、前述した通りできる限りそれを生かす方向で転職活動を進めたほうが年収UPや待遇向上につながりやすいですが、社会人としての経験と知識に関しては、必要以上にこだわりすぎないほうがよいケースも多々あります。

というのも、体で覚える能力や技術というものは、年月が経っても普遍的な要素も多いですが、頭や心で感じたり覚えたりする経験や知識については、年月やその業界のトレンド、法律の改正や企業の考え方などによって、ころころと変わってしまうことがあるからです。

「私の経験ではこうだった。」とか、「覚えた知識はこうなっていた。」ということにこだわりすぎてそれを前面に出してしまうと、人事担当者や経営のトップと方針が異なる場合、「能力やスキルはあるがうちの方針とは合わない。」という理由で「転職失敗」という事態になりかねません。

ですので、スキルをアピールするのは一向にかまいませんが経験と知識に関しては、あまりひけらかすのではなく、あくまでも「こういったことは経験した。」「こういう知識を持っている。」と現状を告知する程度にとどめたほうが、転職がうまくいくケースも多いようです。

ポイント3「選択肢を増やすため複数の転職エージェントを利用する」

何者でもない代わりに、何者にでもなれる可能性を存分に秘めている若い世代と異なり、40代の転職希望者には「即戦力」として求められることも多いため、それなりの待遇や地位などが用意されている代わりに、求人の絶対数に関してはどうしても少なくなってしまいます。

ただよく考えてみてください、40代以上を対象とした求人の絶対数は確かに少なめですが、求職者(転職希望者)の数もそれに応じて少なく、割合にしてしまうと若手のほうが、就職や転職に関する「競争率」はむしろ高いかもしれません。

一方、企業側は求人票において原則「年齢制限」を設けてはいけないことになっていますが、「長期勤続によるキャリア形成を図る」という理由をつければ、例外的に応募条件として年齢制限を設けてもよいことになっています。

法律通り年齢制限を一切設けず、だれでも目にする機会がある転職サイトや情報誌に求人を載せてしまうと、人気企業・業種や条件・待遇がよい場合は特に、それこそ幅広い世代から数多くのうぼしゃが殺到してしまうため、その採用・選抜作業だけで長い時間と多大な労力を費やさなければなりません。

そこで企業側は、いわゆる「公開求人」に関しては、年齢によってある程度応募者を絞り込むべく、例外を適用して応募条件に「年齢制限」を設けることが多いのです。

そのため、転職サイトや転職情報誌、ハローワークなどで広く公開されている求人を見て転職先を探しても、年齢の壁に阻まれ、なかなか希望の職種・条件に見合う転職先が見つからない、という方が多くおられるのです。

とはいえ、企業側としても若い世代ばかりを求めているわけではなく、組織として円滑に機能するために必要な管理職・幹部職を担える、経験豊かでスキルを持ったミドル世代もバランスよく採用したいはず。

そこで利用されるのが、転職エージェントが登録者のみに求人情報を公開・紹介している、「非公開求人」です。

各転職エージェントが抱えている「非公開求人」の中には、「ミドル層を求めている」という情報を提供する転職エージェントを絞り込むことで、求職者・応募者が殺到することを事前に防ぎ、効率よく人材を確保しようと考えている「独占案件」が多数含まれています。

こういった「独占案件」は、その転職エージェントに登録しないと紹介してもらえませんから、複数の転職エージェントに登録しておけば、それだけ応募者が絞り込まれていて競争率が下がってくる「独占案件」を紹介してもらえる確率が上がると言うわけです。

また、転職エージェントが変われば、得意としている職種・業種が異なりますから、複数の転職エージェントに登録することによって、幅広い分野の「独占案件」を知ることができ、今後のキャリアを切り開いていくための選択肢も、登録数と比例して広がっていきます。

40代だからこそ転職エージェントをフル活用すべき!その理由とは

業績悪化による企業倒産が発生しないかぎり、定年まで1つの会社・企業で雇用され続ける「終身雇用」という我が国特有の「慣行」が崩壊しつつある今、何歳で転職活動を始めたとしても遅すぎるということはありません。

ただ、40代という世代の方々が置かれている、社会的・個人的立場や状況を考慮すると、転職差音や情報誌などを利用した自力での転職活動を続けるより、転職エージェントをフル活用してそのサポートを受けるべきです。

というわけでこの項では、40代の方が転職エージェントを活用すべき理由について、あげてみようと思います。

面接日時の調整や書類準備など細かい実務をサポートしてくれる

新卒者や卒業してまだ日が浅い方には、学校の進路指導室や指導者が就職・転職に関する実務のフォローしてくれたり、卒業生である先輩などがアドバイスをしてくれるケースもありますが、40代になるとそのすべてを自分の力で行う必要があります。

また、若い世代が忙しくないと言っているわけでは決してありませんが、40代の方で現在何らかの仕事に就いている場合、それなりの立場や職責を与えられていることも多いですから、その合間を縫って面接の日程を調整したり、書類準備などの転職活動を進めるのは大変です。

そんな40代の転職希望者にとって、力強いサポート役になってくれるのが、プロとして企業からの求人を集め、転職活動全般をフォローしてくれる、転職エージェントのアドバイザーやコンシェルジェです。

転職とは、文字通り職を変えたり職場を変えることですが、現在の職場で与えられている役割や責任をほったらかしにして転職活動だけに集中しすぎると、ミスを起こして気づいてきた信用と実績に傷がつきかねませんし、反対に仕事が忙しくて準備に身が入らず転職がうまくいかない、なんてこともあり得ます。

キャリアアドバイザーが凝り固まった考え方や価値観を解きほぐしてくれる

人として40年近く生きてくると、仕事にしろプライベートなことにしろ、これまで積み重ねてきた経験や知識を基に、ある程度考え方や判断の基準が定まってくるものです。

もちろん、企業としては考え方や判断基準がちっとも定まっていない方に、責任ある仕事や立場を任せるのは不安で仕方ないですから、そのこと自体を批判するつもりは毛頭ありませんが、若いころに比べ新しいことに対面した時の柔軟性や対応力は弱くなってきた…、と感じる瞬間もあるはずです。

転職をして業種や立場が変わったときはもちろんですが、それらが同じでも会社や組織が変われば、会社としての考え方や判断基準に合わせる必要があり、そのすべてを丸ごと受け入れろとまでは言えませんが、ある程度順応していく柔軟性が求められます。

また、転職戦線も含め今のビジネス界は、日進月歩いや時間単位と言えるほど速いスピードで変化しているため、転職して環境が変わればより一層新しいことを吸収する対応力が高さが必要となり、それは何歳になっても変わりません。

転職エージェントに所属しているキャリアアドバイザーは、移り変わりの激しい転職戦線に身を置き、それぞれ事情や世代の異なる多くの求職者と濃密にかかわってきたうえ、台頭する業界の最新事情にも精通している方も大勢そろっています。

また、独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、キャリアアドバイザー国家資格を所持している方の7割近くは40~50代だそうですから、同じ時代を生きてきた「同志」として腹を割って相談すれば、凝り固まった考え方や価値観を解きほぐしてくれるでしょう。

一方、若いキャリアアドバイザーと巡り合えれば、その若々しい意欲の高さや可能性を高さに触れることで、新しいことにチャレンジする意欲が刺激され、転職へ立ち向かっていく勇気と自信がきっとわいてくるはずです。

書類や短い時間の面接だけでは伝わらない魅力をうまく相手側に伝えてくれる

40代の転職活動では、やはり今まで積み重ねてきた「キャリア」や、身に着けてきた「スキル」が重要な武器になってくるため、履歴書や職務経歴書には、その中から転職希望先の企業にとって有益になると考えられるものを選抜して記入することになります。

ただ、新卒のころと異なり、これまでの学歴や修了した学科を書けば完成というわけにもいきませんが、周りに履歴書の書き方をイチから細かく指導してくれる方がいるとは限りらず、自分の力だけで書類を作成するとアピール力に乏しい薄っぺらい応募し書類になってしまう可能性も。

一方、転職エージェントのアドバイザーは、言ってみれば応募書類作成のプロですから、どのような書類が企業の採用担当者の目を引くのか、その企業にとって有益な人材であることのアピールにつながるのか熟慮したうえ、最適な書類作成をサポートしてくれます。

また、応募種類にいくらアピール材料を書き連ねたとしても、人間性や責任感が伴わなければ、まさしく「絵に描いた餅」担ってしまいかねないため、企業は採用を決める際、必ずと言っていいほど「面接」を行います。

とはいえ、通常短時間で複数の転職希望者を相手にすることになる面接だけで、その方の人間性や責任感が正確に把握できるわけがありません。

実際の面接は、企業の採用担当者や決定権者と求職者だけで行われますが、その間に入って書類や短時間の面接では伝わり切れない、転職希望者ならではの魅力やアピールポイントを伝えるのも、キャリアアドバイザーの大切な仕事です。

つまり、良くも悪くも同じスタートラインに立っていた新卒時代と異なり、人それぞれ経験・キャリア・スキル・知識などはもちろん、考え方や価値観も異なる40代だからこそ、書類や面接では伝わらないプラスワン要素が転職の成否を左右するカギであり、それを見出してくれるキャリアドバイザーの手を借りるべきなのです。

40代の方が転職エージェントを利用する際の注意点

注意点を上げる前に先に結論を述べておきますが、転職という人生や生活を大きく左右しかねないチャレンジを決意したのであれば、その活動全般を力強くフォローしてくれる転職エージェントを、「世代に関わらず」活用すべきだと考えています。

そのうえで、40代の方が転職エージェントを利用する際に注意すべきことをあえていくつか挙げておくなら、

  • 相性の合わないキャリアアドバイザーに出会う可能性がある
  • 複数のエージェントに登録しても、同じ会社にはダブって応募しない
  • 40代の求人にはキャリア・スキルを限定したものもある

といった点が考えられます。

相性の合わないキャリアアドバイザーに出会う可能性がある

世の中には数多くの転職エージェントが存在し、それぞれ多数のキャリアアドバイザー(キャリアコンシェルジェなどと呼ぶところも)所属しており、現在は40~50代がその中心となっていますが、最近では30代や20代の若手アドバイザーも増えてきました。

また、転職エージェントによっては得意としている業者や、ターゲットとしている世代が異なりますし、アドバイザーによっては年齢はもちろんこれまでの経歴も千差万別ですから、いくら相談しても話が嚙み合わず、転職に向けた戦略・方向性がいつまでたっても決まらない、なんてケースも十分あり得ます。

転職エージェントごとの特色や評判については、ネット上に上がっている口コミや各社の公式HPをくまなくチェックすればある程度つかめますが、所属アドバイザーとの相性については、実際に体験してみないとわからないものですし、正直「運」の要素が大きい。

運悪く、相性の合わないアドバイザーと出会ってしまったときは、登録した転職エージェントに対し、担当者を変更することも可能なので、どうしてもうまくいかないというときには、変更を申し出るようにしましょう。

一生懸命フォローしてくれているアドバイザーに対し引け目や申し訳なさを感じるかもしれませんが、人生を左右しかねない転職の成否はアドバイザーとの綿密な信頼関係にかかっているとさえいえるため、やむを得ない場合は遠慮せず変更を申し出るようにしましょう。

複数のエージェントに登録しても、同じ会社にはダブって応募しない

これは明確にルールや法律として決まっていることではありませんが、複数の炎色エージェントに登録していて、1つの求人先企業にそれぞれの転職エージェントを通じて同時に応募する「求人応募のバッティング」は、避けたほうが無難です。

なぜなら、この1人の求職者による応募バッティングは、競争が前提である転職業界の中でも「やってはいけないタブー行為」であり、一方で仮に内定を獲得できたとしても、応募バッティングが判明した場合は内定が取り消されてしまう可能性もあるからです。

また、転職エージェントは当然ながらこの転職業界における「暗黙のルール」を熟知しているため、バッティングしないよう登録者の情報を管理していますが、個人情報保護の観点から、各社ですべての登録者情報を共有しているわけではありません。

そのため、ユーザーがその気になればエージェントと企業側に隠してダブり応募することも不可能ではありませんが、アドバイザーに内緒で応募バッティングをしてしまうと、転職エージェント側の心証が悪くなり、次回以降まともな案件を紹介してもらえなくなる可能性もあります。

40代の求人にはキャリア・スキルを限定したものもある

40代以上を対象としている求人には、未経験大歓迎の案件・企業もたくさん存在しますが、一定業種の経験・キャリアやスキル、業種問わず出会ってもマネジメント能力を求める案件も数多く混ざっています。

そして、そういったキャリアやスキルを限定した求人のみを扱っている、「ハイクラス型」とか「ハイキャリア型」と呼ばれる転職エージェントも存在し、そういったところはすべての転職希望者を無条件で受け入れるのではなく、登録審査を行うケースもあります。

当然乍ら、登録審査を通過しなかった場合は、その転職エージェントを利用することができませんし、登録審査がない場合であっても、企業側が求めている人材にキャリアやスキルを限定している場合、登録したもののいつまでたっても求人を紹介されない、というケースもあり得ます。

40代向けの転職エージェントに関するよくある質問

質問です。40代になる現在まで、よりよい待遇とやりがいのある仕事を求めて何度も転職してきましたが、今後の転職活動に悪影響はあるのでしょうか?

回答です。確かに、一般的に転職回数の多い方は、「責任感に欠けるのではないか。」とか「戦力としてあてにしても、すぐにやめてしまうのではないか。」などといった理由で転職が不利になると考えられがちです。ただ、ある大手転職関連会社が「これまでに採用した人で、もっとも転職回数が多かった人は?」というアンケートを実施したところ、「3〜5回」と回答した企業が72%を占めていたそうです。しかも、転職回数が「1~2回」と少ない方は9%足らず、つまり転職回数が多いという理由だけで、転職活動が困難になるというわけではないようです。この理由はいくつか考えられますが、転職回数が多いということは、それだけアクティブで、チャレンジ精神に富み、応用力も期待できると評価できます。反対に、転職回数が少ないということは、やや保守的でチャレンジ精神に乏しく、狭い世界しか知らないと評価されてしまう可能性もあるからでしょう。ただ、採用する企業側の考え方は様々ですので、転職回数が多い方ほどできる限り多くの考え方を持った企業にアプローチできるよう、複数の転職エージェントを利用し、方向性と特化した業種・業態の異なる多くのエージェントに登録すべきだと考えています。また、希望の転職先が見つかり「いざ採用試験」となった時には、これまでの転職があくまでもポジティブなものであり、今後仕事の中でその経験を生かしていく決意と意気込みを採用担当者にしっかりとアピールしましょう。

質問です。40代になって初めての転職なので、恥ずかしながら次の職場でうまくやっていけるか少し心配です。

回答です。経験豊富な40代であろうが経験の少ない20代であろうが、さらに転職経験があろうがなかろうが、新しい環境に飛び込んでいくのは誰にとっても不安を感じるものです。そのため、質問者のように「不安を感じているから恥ずかしい。」と思う必要は全くありません。ただ、不安と同じぐらいいやそれ以上に、新しい職場で自分のスキルや経験を生かして頑張っていこうという、強い期待感や高揚感にあふれてもいるはずです。40代の転職ともなれば、受け入れ先も経験に基づく「打たれ強さ」や「リーダーシップ」などを求めてくることもあります。ですので、不安な気持ちはいったん心の奥底に秘め、期待や高揚感などのポジティブシンキングを前面に出し、面接などに臨んだほうが結果がついてくるはずです。案外、転職前に抱いていた不安は、転職が決まって仕事を始めてしまったら、うそのように気にならなくなった、ということも結構あるものです。また、転職エージェントの多くは、採用後も担当キャリアアドバイザーが転職者の相談に乗ってくれるアフターフォローの充実したところも多いため、不安がどうしても拭い去れないという方は、そういったところを選んで利用するとよいでしょう。

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