転職エージェントについて『うざい』『ムカつく』という意見も存在しています。
求人を紹介してくれて、応募書類の添削や面接対策や各種調整代行もしてくれる転職エージェントのことをどうしてウザいと感じるのか、理由を解説していきます!
また、うざいけど転職活動のために利用を続けなければいけないときの対処法も解説していきます。
転職エージェントがうざい・ムカつくと思われる理由

転職エージェントのことをうざい、ムカつくと感じてしまう理由は、転職希望者のペースではなくアドバイザー(転職エージェントの担当者)のペースで事を進めようとしてくるからでしょう。
アドバイザーのペースで進めようとするというのはどういうことかというと、以下のいずれかに当てはまる(時には複数該当するケースもあり)ことをしてくることが挙げられます。
1、まだ迷っているのに早く応募するように急かしてくる
2、転職エージェントのアドバイザーの態度がムカついた
3、連絡の頻度が高すぎる
4、説教くさい
5、的外れなアドバイスをしてきた
6、条件に合わない求人を紹介してきた
7、求人紹介の連絡が来なくなって見捨てられた気がした
注意したいのは、これらの項目に当てはまることをするアドバイザーばかりではありません。
1つも該当しないアドバイザーもいます。
ただ、アドバイザーのペースで事を進めようとするときには、アドバイザー本人が意識しているかは別にして、この項目の中で当てはまることが発生しやすくなります。
以下で詳しく見ていきましょう。
迷っているのに求人応募させようと押し付けてくる

紹介された求人に応募しようか迷っている段階なのに応募を急かしてくる、『応募を迷っている』と、伝えて待ってもらおうとしても『応募したほうがいい』と、押し付けてくる……
人によっては、こういうことをされるとイライラしますよね。
転職業界では、アドバイザーが転職希望者に早く応募させようとすることは珍しくありません。
急かされる側としては勘弁して欲しいかもしれませんが、実はこれは親切でもあります。
求人募集を出している企業は、特定の転職エージェントだけというスタイルではなく、複数の転職エージェントに求人募集を出していることがあります。
その場合、迷っている間に他の転職エージェント経由の内定者が出る可能性があります。
それを防ぐためにも、早めの応募をさせようとするのです。
もちろん単純にアドバイザーがせっかちな性格だったり、アドバイザーが営業職としてのノルマを抱えているから焦っていたりというケースもあるでしょうが、早めに応募させようとすることは仕方ありません。
担当者の態度が高圧的・上から目線でムカつく

転職エージェントのアドバイザーの態度にイライラした経験がある方もいるようです。
アドバイザーが実際に高圧的なケースもあるでしょうが、本人には悪気がないケースも考えられます。それにアドバイザーと転職希望者は人間同士なので、相性の良い悪いもあります。
アドバイザーに悪気はなくても、相性が悪ければうざいと感じたりイライラしたり、つい気になってしまうでしょう。
毎日必死に電話やメールを送ってくる

転職エージェントのアドバイザーが毎日必死で電話やメールを送ってくることから、うざいと感じるという意見もあります。
転職希望者は無料で転職エージェントを利用できます。
これは、求人を出している企業が成果報酬として転職エージェントに紹介料を支払っているからです。
つまり、転職エージェントは転職希望者に求人を紹介して内定を得てもらって、そして入社してもらわないと利益を出せないので、アドバイザーは業務を頑張ります。
メールや電話に積極性があるタイプのアドバイザーもいます。ただ、逆に連絡をあまりしないアドバイザーに不満を抱えている口コミもあるので、これは完全に相性に左右されるといえます。
電話やメールを無視したら説教された人も

転職エージェントのアドバイザーからの電話やメールがうざいと感じてしまった方の中には、連絡を無視する、もしくはレスを遅くするというやり方をする方もいることでしょう。
中には、しばらく無視してから連絡したら説教のような厳しいことを言われた経験がある転職希望者もいるよう。
転職エージェントからすれば、転職希望者はお客様の立場です。『お客様なのに店員から説教のようなことを言われた』と、いうわけなので、不快になる方がいるのは仕方ないでしょう。
的はずれなアドバイスをする担当者にイライラする

転職エージェントのアドバイザーは人間なので、個性や性格は様々です。
学校や職場などの人間関係を思い浮かべるとイメージしやすいかもしれませんが、本人に悪気はないのはわかるけど慇懃無礼な態度の人や、一言多い人、上から目線っぽい言動の人……いますよね。
意地悪とか性格が悪いわけではなくても、何となく不快に感じることはあります。
アドバイザーも人間なので、悪気はないことだったのだけど転職希望者側に失礼な態度と受け取られたり、よかれと思って言ったことが的外れなアドバイスと思われたりすることもあります。
希望条件に合わない求人を紹介してくるのでムカつく

転職エージェントのアドバイザーから紹介された求人が、最初のヒアリングの際に伝えた希望条件から乖離していたらムカつくと感じる方もいるでしょう。
希望条件に合っていない求人を紹介すること、本来はないはずなのにどうして発生するのかというと……
考えられる可能性の1つは、アドバイザー側が上手くヒアリングできていなかったことです。
そしてもう1つは、希望条件にがっちりマッチして紹介できる求人が現時点でないことから、代わりに100%条件を満たすわけではないけど転職希望者が興味を持てそうな求人を紹介しているというケースです。
ムカついてしまったとしても、一旦その求人はよく検討してみるといいでしょう。
それでも気に入らない場合は、『希望条件と違う』と礼儀正しく伝えてみましょう。
他の求人を探してくれるか、希望に合うものを紹介できない事情があるときには、それを教えてくれるはずです。
スキルや職歴のせいなのか担当者から見捨てられた

先程、連絡が多くてウザいという内容の項目がありましたが、転職エージェントを利用している方の中には、逆にアドバイザーから連絡が来ないことでムカつくと感じているケースもあるのです。
連絡が来ないまま放置されて、求人紹介を受けられない……というケースもあれば、『紹介できる求人がない』と、きっぱり宣言されて放置されるというケースもあります。
スキルや職歴が、転職エージェントのコンセプトとミスマッチを起こしているからである可能性が高いです。
見捨てられたと感じたら非常に腹立たしくもなるでしょうが、一旦落ち着いて、コンセプトに合う他の転職エージェントや、他の方法での転職活動を検討するといいでしょう。
的外れな説教で担当者を変えてもらうことは可能なのか

転職エージェントのアドバイザーと相性が悪い場合でも、『転職エージェントって無料だし、多少は仕方ないか』と、我慢して転職活動を進める方は多いでしょう。
ただ、本当に許容したくないときには、アドバイザーを代えてもらうことはできます。
本人に直接『代わってくれ』と言ったら、相手が傷付く可能性があるので、社会人としてのマナーです。他のスタッフにこっそり伝えるようにすると良いでしょう。
的外れな説教をされてムカついたら、アドバイザーを代えてもらって頑張れば良いのです!
登録した転職エージェントがうざいときはどうすればいい?

転職活動をしようと、転職エージェントに登録したけどアドバイザーがうざいと感じる場合……
取れる方法は3つです。
1、サービスに納得はできているから我慢する
2、その転職エージェントは退会して他のところに行くか他の方法で転職活動を継続する
3、その転職エージェントの中で担当のアドバイザーを代えてもらう
退会したとしても、新しく登録した別の転職エージェントのアドバイザーに不満を抱いてしまう可能性はあります。
そのため、おすすめなのは一度は担当のアドバイザーの変更という形で対応することです。
それでもダメなら別の方法を検討するといいでしょう。
うざい・ムカつく感じるレベルによっては担当者を代えてもらおう
転職エージェントの元々のアドバイザーについて、うざいムカつくと感じるレベルが高すぎて、他の人に代わってもらいたいという強い気持ちがあるなら、担当のアドバイザーを代えてもらいましょう。
その転職エージェント内の別のスタッフに、こっそり『代えて欲しい』と伝えれば問題ありません。
なお、転職エージェントは大中小様々な規模のところがあります。
大手の転職エージェントなら在籍しているアドバイザー数が多いので、交代を希望した場合も対処してもらいやすいです。
しかし小規模の転職エージェントなら、在籍しているアドバイザーも少人数であることが多いので、交代してもらおうにも交代対象の相手がいない可能性も考えられます。
こういう部分が心配な方は、最初から大手の転職エージェントを優先して登録先候補にするほうが安心といえるでしょう。
利用者の評価が高い別の転職エージェントに登録してみる

アドバイザーの交代よりも、その転職エージェントからの退会で新しいところに登録するほうがいいかもと感じるのであれば、退会して別の転職エージェントに登録するのもいいでしょう。
今はネットを使えば簡単に評判を調べることができ、転職エージェント選びの参考にできます。
評判が良いかつ、利用できる条件を満たしていそうな転職エージェントなら、期待できるといえます。
ただ、注意点もあります。
基本的に口コミというのは、『大満足した!』という方よりも『不満を感じた』という方のほうがネットに投稿しやすいです。
口コミを入力する作業は案外手間がかかりますが、その手間をかけてもネットで意思表示したいと感じるときというのは、大満足で機嫌が良いときよりも不満があってムカついているときのほうが多いでしょう。
そのため、評判の良い転職エージェントが本当に自分にとって良いかどうかは別の話です。
転職エージェントに不満があるからそこを退会して、別の転職エージェントに登録するというのも良いですし、良い評判も参考になります。
ただ、悪い口コミがあるからといって自分にとっても悪いとは限りませんし、ダメな転職エージェントであるとも限りません。
口コミは悪い内容のほうが挙がりやすいと把握したうえで、悪い口コミだけで判断しないようにしましょう。
転職サイトや就職支援サービスなど他の方法で転職活動してみる

転職エージェントについてうざいムカつくと感じて、担当のアドバイザーに代わってもらってもダメだった、気の持ちようでしっかり利用しようとしてもダメだったという場合は……
他の方法で転職活動を検討するのもいいでしょう。
転職活動に使えるツールで、一般的なものはこちらです。
・求人サイト(転職サイト)
・ハローワーク
・公的な就活・転職イベント
・転職エージェントのような業界企業が提供する転職セミナー
・ネット検索(企業の公式サイトなど)
・人からの紹介
・そして転職エージェントや就職支援サービス
この中から1つに絞って転職活動に使うも良し、いくつか併用するのも良いでしょう。
転職エージェントのアドバイザーに対してうざい、ムカつくと感じる方の中には、マイペースに単独で行動していったほうがスムーズだし、自分としてもそのほうが楽だと感じる方もいるのではないでしょうか。
それは個性なので、無理して転職エージェントに合わせようとしてイライラする必要はありません。
マイペースに単独で行動するほうが合っていそうな方は、自分で求人を検索して応募して、その後のやり取りは自分と企業が直接行うことになる求人サイトや転職サイトの活用が合っているでしょう。
うざい転職エージェントに関するよくある質問
ここまで、転職エージェントについてうざい、ムカつくと感じることについて多方面で解説してきました。
最後に、転職エージェントへのうざいやムカつくという気持ちに関連して挙がりやすい疑問点を、Q&A形式で確認していきましょう。
質問です。転職エージェントのアドバイザーのことをうざいと感じるけど、仲良くして転職活動をスムーズにしたいときにはどうしたらいい?
回答です。転職エージェントの特徴上、アドバイザーはマメな連絡があり、真剣に転職活動をしている方に親切になりやすい傾向があります。マメな連絡をして熱意を持って取り組むことが大切です。
質問です。転職エージェントのアドバイザーにうざいと感じても転職のために我慢したほうがいい?
回答です。転職エージェントが提供してくれるサービスを必要だと感じるなら、アドバイザーのことをうざいと感じても利用するといいでしょう。アドバイザーに交代してもらうこともできます。
転職エージェントのアドバイザーに対して、うざいムカつくと感じるケースはあるかもしれません。
ただ、転職エージェントのサービスはアドバイザーという人間を経由して提供されるものなので、アドバイザーとは仲良くしておいたほうがいいです。
アドバイザーとしても、やる気がなくて不愛想な相手よりも、やる気があってコミュニケーションを取りやすい相手の対応をするときのほうが気合いが入りやすいです。
とはいえ、それで気合いが入ったことにより、転職希望者からすればうざいとかイライラするとか、そういう状況に繋がることもあります。
このあたりはもう気にしたり心配したりしても、仕方ない部分でもあります。
転職希望者にとっては無料で利用できるサービスなので、うざいと感じても、それでイライラするよりは、『そういうものか』と、のんびり捉えるほうが楽でしょう。
なお、登録先の転職エージェントの特徴を良いと感じていて、サービスに満足している方はアドバイザーのことをうざいと感じても利用を継続する方向性でいると良いでしょう。
アドバイザーの交代もできるので、そういうものも検討しつつ利用することができます。
ただし!この世の転職活動のためのツールは転職エージェントしか存在しないわけではありません。
自分で求人を検索して応募できるサービスや、公的機関での紹介、その他企業が提供する転職セミナーやイベントなど選択肢はあります。
アドバイザーがうざいムカつく以前に、転職エージェントというツールの利用に向いていない方もいるので、向いていないようなら我慢したり交代してもらったりしてまでしがみつく必要はないかもしれません。
誰にでも合う転職活動の方法はなくて、人それぞれ『これが合う』という方法はあるはずです。
転職エージェントの利用が、それに該当しなかったとしても前向きに捉えて、他の方法での転職活動も検討してみるといいでしょう。
転職エージェントがうざい!ムカつくときまとめ!
今回は、転職エージェントに感じるうざいムカつくイライラするという気持ちの原因を中心に解説しました。
転職エージェントのアドバイザーは営業職であり、コミュニケーションを取る仕事、しかも食べ物や衣類や家電などを売る仕事とは違い形のないものを提供するサービスです。
そのため、どうしてもアドバイザーの対応がイコールで、サービスの印象になってしまいやすいです。
形あるものを買ったなら、その商品が印象を左右する割合も大きいですが、転職エージェントだとアドバイザーが印象を左右する割合が大きいでしょう。
そこを踏まえて、『そういうものだよね』と、割り切るのも1つの方法。交代してもらったり、別の転職エージェントを利用したりもできます。
上手く対処しつつ、転職活動をしっかり進めていきましょう。